参加申込みのみなさまから当日の服装や靴(「ハイヒールが必要か?」など)について質問を頂いています。Q&Aにも個別に解説していますが、改めてまとめてご説明を致します。
ご不明点があれば事前に「問い合わせ」よりお問い合わせください。
今回の舞踏会の男性のドレスコードは、燕尾服やタキシードの他に「黒服上下に黒ボウタイ」があります。みなさんがお持ちのブラックスーツ上下に白いワイシャツを着用し、黒いボウタイ(黒い蝶ネクタイ)をつけて頂ければご参加頂けます。
日本のダンスパーティでよく見かける上着を着用せずにベストだけ着用という服装は今回の舞踏会ではドレスコード違反になります。もちろんボウタイを着用しないのも違反です。
男性の服装は黒色でないといけません。日本のパーティでみかける黒以外の色や縞や柄の入った燕尾服、タキシードなどドレスコード違反ですのでご注意ください。それしかお持ちでない場合は「黒服上下に黒ボウタイ」の方を選択されてください。
また、踊っていて暑くなったからと言って上着を脱ぐのは厳禁です。腕まくりも同様です。
(今回の舞踏会は午後開催ですが、ドレスコードは夜間のものを準用しています)
舞踏会で着用する男性の靴は、黒の服装に合わせて黒の革靴またはエナメル靴と決まっています。ダンスシューズが好ましいですが、普通のビジネスシューズでも黒い革製であれば構いません。踊ることを考えるとダンスシューズはそれほど高価ではありませんので可能であればダンス専用シューズをお求めになることをお勧めします。その際、男性のダンスシューズは、「スタンダード用」、「ラテン用」、「スタンダード/ラテン兼用」と3種類ありますのでご注意ください。いろいろな種類のダンス曲がかかる舞踏会で着用するのに相応しいのは「スタンダード用」または「兼用」になります。
もしビジネスシューズで参加する場合は、靴底がゴム製でないものにしてください。ゴム製ですと、回転する際に床との摩擦で足がスムーズに動かないため、膝を痛める恐れがあります。また黒色であってもスニーカーや布製などの靴は舞踏会には相応しくありません。
ウィーンの舞踏会と同様に今回の舞踏会の女性のドレスコードはロングドレスかイブニングドレスになります。ドレスの形は自由です。踊りを楽しむには、例えばAラインのあまりボリュームのないシンプルなドレスがおすすめです。ドレスの長さは、“Bodenlang“「床まで届く長さ」ですが、本当に床まで届く長さですと、ダンスのときに踏んでしまいますので、ダンスシューズを履いて、裾が地面から少しだけ離れる程度の長さをおすすめします。この長さですと踊るときにも邪魔になりませんし、見た目も美しいです。ウィーンの舞踏会の会場入口でドレスをチェックする際のポイントは、「踝(くるぶし)が隠れるまでの長さがあるかどうか」です。今回の舞踏会も同様といたします。
ウィーンの舞踏会というと中世のお姫様のようなドレスや、美術館や宮殿にある貴族の肖像画で見られるようなドレスをイメージされるかもしれませんが、現在のウィーンの舞踏会で「お姫様ドレス」を着ている人はいません。今回の舞踏会でも「お姫様ドレス」はドレスコード外になりますのでご注意ください。
(今回の舞踏会は午後開催ですが、ドレスコードは夜間のものを準用しています)
舞踏会で着用する女性の靴は、女性はヒールのあるパンプスなどが良いです。デザインは、踏まれたり蹴られたりしても怪我をしないように、先の閉じたものですと安心です。ヒールはあまり高すぎない方が良いでしょう。色はドレスの色に合わせて自由です。男性と同様に女性もダンスシューズが好ましいです。普通のパンプスやサンダルでウィンナワルツに挑戦しても、靴のせいで必要以上に四苦八苦することになりますのでダンス専用シューズをお求めになることをお勧めします。その際、女性のダンスシューズは、「スタンダード(ボールルーム)用」、「ラテン用」、「スタンダード・ラテン兼用(ソーシャル用)」、「練習・教師用」などいくつかの種類がありますのでご注意ください。舞踏会ではスタンダード(ボールルーム)とラテンのダンスを両方踊ることになりますので、一番良いのは「兼用」のものです。おすすめのデザインはセパレートパンプスです。また、最近は「アメリカンスムーズ用」の靴も多く作られるようになり、そのデザインも「兼用」と似たように作られていますので舞踏会にも向いています。既に「スタンダード(ボールルーム)用」をお持ちの場合は代用できますので別にお買い求めいただかなくても良いと思います。
ダンス専用のシューズは、バランスよく作られていて動きやすいですし、柔らかい革でできているため足が疲れにくいのでお勧めです。お店でよく試して、長く履いていても痛くならないものを選んでください。
男性と同様にダンスシューズ以外の靴で参加する場合は、靴底がゴム製でないものにしてください。ゴム製ですと、回転する際に床との摩擦で足がスムーズに動かないため、膝を痛める恐れがあります。また、スニーカーなどの運動靴は舞踏会には相応しくありません。