Q&A

# よくある質問と回答

Q&A: よくある質問

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社交ダンスを始めたばかりの者です。まだ数種目の初級編しか習っていません。今回の舞踏会の演奏種目をみると10種目以上あり、初心者の自分ではぜんぶ踊れる自信がありません。この種目すべて踊れないと参加できないのでしょうか?

ご心配ありません。ご参加頂けます。舞踏会の内容をご紹介するために予定される演奏種目を掲げているだけです。ご自身の踊れる種目を踊ってお楽しみください。ウィーンの舞踏会でも演奏される曲をすべて最初から最後まで踊り続ける人はいません。おしゃべりをしたり、飲み物を飲んだりしながら踊りたくなったらフロアに出て踊ることが多いです。演奏種目にある「カドリール」は社交ダンスというよりはフォークダンスに近い踊りです。今回は全員で練習をしながら踊ります。初めての方でも楽しく踊って頂けると思っています。(予定されるダンス種目の解説を準備中です)

ダンスは未経験ですが、U25チケットが魅力的なので舞踏会への参加を検討しています。二人で事前練習会にも参加してダンスを覚えたいと思っていますが、事前練習会ではどのような練習をするのでしょうか? 前の週と当日の2回必ず参加しないといけないのでしょうか?

事前練習会では、ウィーンのダンススクールの初心者クラスで教えられている内容を主に練習します。まずはゆっくりとしたテンポで、基本ステップから始めていきますので、ダンス未経験の方でも安心してご参加いただけます。男女の組み方や、リードの仕方を習得しながら、ワルツ、フォックストロット(ブルースに似たダンス)、チャチャチャ、ブギ(ジルバに似たダンス)など、ウィーンの舞踏会でもよく踊られるダンスを中心に練習していただきます。
舞踏会当日の練習会のみのご参加でも大丈夫ですが、チケット料金は変わりませんので、ご了承ください。

U25ペアチケットについてご質問です。年齢条件に二人とも25歳以下とありますが、パートナーが7月21日の前に26歳になってしまいます。その場合U25チケットは購入できないのでしょうか?

お二人がお申し込み時点で25歳以下であればU25チケットはご購入いただけます。ご安心ください。若いみなさまのご参加をお待ちしています

ウィーンの文化が大好きでとても興味があるのですが、まだ社交ダンスを習ったことがありません。それでも参加できますか?

はい、もちろんです。事前の練習会を何回か予定しています。そこでは、ダンスが初めての方でもすぐに踊れるようになる内容を計画しておりますので、どうぞご安心ください。

舞踏会に参加するにはWBOの会員にならないといけないのでしょうか?

「ウィーン気質舞踏会」に参加するために会費を払って会員になる必要はありません。どなたでも当日の参加費を払って申し込みが完了すれば参加できます。いろいろな事前連絡のためにメールアドレスの登録はお願いをしています。

舞踏会に参加するためには事前の資格審査があるのでしょうか?

space.png事前の資格審査(技術や身分など一切)はありません。ダンスの愛好家はもちろん、初心者やダンスが初めての人でも参加いただけます。ウィーンで開催される舞踏会も同じです。主催者が団体や組織であることが多く、もともとそこの会員が多いということはありますが、会員でない普通の人や観光客でも気軽に参加できます。日本国内でそのような噂があることは聞いていますが、参加するための審査などは全くありません。ただ、楽しむためには少しでも踊れた方がよいことは確かです。本舞踏会でも希望者向けに事前練習会を用意しています。

ダンスを始めたばかりの女性です。ドレスコードに「ロングドレスかイブニングドレス」とあります。具体的にどのようなドレスを着ていけばよいのでしょうか? 友人に聞くと舞踏会だから中世のお姫様が着るようなドレスを用意しないといけないと言われました。

中世のお姫様のようなドレスや、美術館や宮殿にある貴族の肖像画で見られるような服装を現在のウィーンの舞踏会で着ている人はいません。今回の舞踏会では、ウィーンの舞踏会のスタイルを皆さんに楽しんでいただきたいと考えておりますので、ドレスコードにご協力をよろしくお願い致します。
ウィーンで開催される舞踏会ではほとんどの場合、女性のドレスコードはロングドレス/イブニングドレスと定められています。そしてドレスの長さは、“Bodenlang“「床まで届く長さ」と書いてあります。しかし、本当に床まで届く長さですと、ダンスのときに踏んでしまいますので、ダンスシューズを履いて、裾が地面から少しだけ離れる程度の長さをおすすめします。これなら踊るときにも邪魔になりませんし、見た目も美しいです。ウィーンの舞踏会の会場入口でドレスをチェックする点は、「踝(くるぶし)が隠れるまでの長さがあるかどうか」です。くるぶしが見えてしまうくらい短いと、入場を断られることがありますが、くるぶしが隠れる長さがあれば、床まで届く長さがなくても大丈夫です。

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テレビで見たウィーンの舞踏会の純白のドレスの女性に憧れています。あのようなドレスを着ていけばよいのでしょうか?

ドレスの色は自由ですが、白はデビュタント(その年の舞踏会で社交界にデビューする若者のこと)が着る色ですので白以外の色にしましょう。ドレスの形も自由です。踊りを楽しむには、例えばAラインの、あまりボリュームのないシンプルなドレスがおすすめです。踊る際に脚を広げられるように、スカート幅が狭すぎないことも重要です。毎年多くの舞踏会に参加するウィーンの女性たちのほとんどはシンプルなタイプのドレスを着ています。ときどき映画に出てくるお姫様のようなゴージャスなドレスを着た人を見かけますが、踊りにくそうで気の毒になってしまいます。動かなければとても素敵なのですが、舞踏会では動きやすいドレスの方が絶対にお勧めです。

ダンスを少し習っている男性です。まだ練習着しか持っておらず、燕尾服はおろかタキシードさえありません。新たに用意しないといけないのでしょうか?

今回の舞踏会の男性のドレスコードでは、燕尾服やタキシードの他に「黒服上下に黒ボウタイ」を追加して参加者の負担軽減を図っています。ブラックスーツ上下に白ワイシャツを着用し、黒ボウタイ(黒い蝶ネクタイ)をつけて頂ければ、それでご参加頂けます。日本のダンスパーティでよくある上はベストだけ着用という服装は舞踏会ではドレスコード違反になります。
同じく日本のダンスパーティでは黒以外の色であったり、縞や柄の入った燕尾服やタキシード、ヒョウ柄のベストを着ている人をときどきみかけます。舞踏会で男性が着る服は必ず黒でないといけません。模様入りの生地も避けるべきです。
(今回の舞踏会は午後開催ですが、ドレスコードは夜間のものを準用しています)

社交ダンスを習ったことがないのですが、靴はどのようなものを用意したら良いでしょうか?ダンスシューズは必要ですか?

ダンスシューズはそれほど高価ではありませんので可能であればダンス専用シューズをお求めになるとよいと思います。もし普通の靴でいらっしゃる場合は、靴底がゴム製でないものにしてください。ゴム製ですと、回転する際に床との摩擦で足がスムーズに動かないため、膝を痛める恐れがあります。男性は黒の服装に合わせて黒の革靴またはエナメル靴、女性はヒールのあるパンプスなどが良いです。デザインは、踏まれたり蹴られたりしても怪我をしないように、先の閉じたものですと安心です。ヒールはあまり高すぎない方が良いでしょう。
ダンス専用のシューズは、バランスよく作られていて動きやすいですし、柔らかい革でできているため足が疲れにくいので、大変お勧めです。お店でよく試して、長く履いていても痛くならないものを選んでください。

以前友人から誘われてウィーン流の舞踏会があるということで興味があり参加しました。びっくりしたのは床が絨毯敷きの会場で、ダンスシューズのヒールが引っかかってうまく踊れませんでした。この舞踏会も絨毯の上で踊るのでしょうか? ウィーンの舞踏会はみんなそうなのでしょうか?

およそボールルームダンスといわれるダンスで絨毯の上で踊ることはまずありません。ウィーンでも日本でも世界中でそのような絨毯の上で踊ることはないでしょう。もしあったとしたらかなり危険でけがをする確率が高くなります。日本のホテルの会場は絨毯敷きが多いですが、ダンス教室主催のパーティなどではわざわざその上にダンス専用の板を敷いたうえで会場を設営します。ダンス主催者は参加者の安全を第一に考えないといけません。本舞踏会の会場は上質なフローリングの床がある部屋です。また、万が一の事故のために参加者傷害保険にも加入したうえで開催いたします。

ダンスパートナーが居ないのですが、一人でも参加できますか?

今回の舞踏会ではペア参加を推奨しています。参加費もペア参加は割引となっています。ウィーンの舞踏会ではご夫婦や恋人同士、友達同士などのペアで参加される事が圧倒的に多いです。そもそも舞踏会は踊ることだけが目的ではなく、参加者同士の交流も大きな目的です。飲み物を飲んでおしゃべりをして楽しくなってフロアに出て踊るというスタイルが一般的です。踊りながらもおしゃべりに興が乗って、二人で揺れるだけで時間が過ぎるという風景もよくみかけます。
もし、ダンスパートナーがいらっしゃらないのであれば、よい機会ですのでダンスの経験のない人でも思い切ってお相手として誘われてはみてはどうでしょうか? 事前練習会に一緒に参加されるのもよいかと思います。
なお、日本の商業ダンスパーティでよくあるシングル参加者のお相手を専門にする「アテンダント」はこの舞踏会ではご用意しておりません。同様に料金を払ってアテンダントと踊る「トライアルタイム」もプログラムにはございません。

ダンス未経験者です。ウィーンで開催されている「舞踏会」と日本で開催されている「ダンス・パーティ」は何がどう違うのでしょうか?

A1: 日本とウィーンと分けてご回答します。日本で開催されているダンス・パーティは、大きく二つに分かれます。
一つはダンス教室主催のパーティです。ダンスを趣味にして教室に通って習っている生徒さん達が年に1回か2回、それまでの練習成果を発表することが大きな目的になります。先生と生徒さんによるデモンストレーションや数組で種目ごとに踊られるトライアルなどがプログラムのメインです。その合間に短い時間のフリーのダンスタイムが設けられている感じです。参加するのはその教室の生徒さんや家族、友達、他のダンス教室の生徒さんたちなどです。その教室以外のプロの先生たちもたくさん参加してパーティの最後にプロフェッショナルショーが行われるのが普通です。ホテルで開催されることが多く、全員着席でコース料理や高級お弁当が提供されます。参加費はそれなりの金額で、デモやトライアルの出演する場合は参加費とは別に費用(出演料、選曲料、振付料、お相手料など)がかかります。
もう一つはダンスサークルや個人のダンス愛好家が主催するパーティです。こちらはサークルに所属する人や他のダンス愛好家が参加して開催されます。たいていは公共の施設(公民館など)が会場となり、踊ることがメインでダンスを趣味としていない人の参加はあまりありません。ダンスフロアーの周りには椅子が置かれていて自由席で利用できます。お菓子などが提供されることはありますが、食事はない場合が多いです。ドレスコードはあまりうるさくなく、練習着で参加しても咎められることはありません(個々のパーティにより違います) 会費は高くなく(1000円以内)と参加のハードルは低いので、パーティというより練習の場として参加し他の人とは全く踊らないペアもいたりします。種目別の曲が次から次へと流れてフロアーでダンスが続きます。
これ以外にお金を払って踊りに行くダンスホールやダンスパブ、男女のアテンダントがお相手をする商業ダンスイベントがあります。こちらは典型的なダンス・パーティとは言えないので省略します。「ダンス・パーティ」と謳っていてもその内容をよく確認すべきでしょう。

A2: 次にウィーンの舞踏会ですが、そもそもウィーンで舞踏会に参加する人たちは必ずしもダンスを趣味にしている人ではありません。ウィーン(オーストリア)では中流階級以上の家庭の子女は一般教養としてハイスクールからダンスを習うのが普通です。日本の習い事と同じ感覚です。それによって基本的なダンス技術はもともと身につけているので、男女とも舞踏会に参加して踊るのは特別のことではないです。舞踏会はさまざまな職業団体や組織などが主催することが多く、そこに所属する人たちは年に1回舞踏会に集まって旧交を温めるのが目的になります。そのため、踊るだけでなく交流することも大切でダンス技術よりも基本的なマナーやドレスコードの方が重視されます。多くの舞踏会で主催団体に関係のない人や観光客でも参加できますが、マナーやドレスコードを守らなければいけないのは同じです。
ウィーンの舞踏会ではプログラムがしっかりと決められています。まずオープニングセレモニーが華やか開かれ、そこで「デビュタント」と呼ばれる若い男女がダンスを披露します。(デビュタントにつきましては別項目をご覧ください)その後もプログラムにそって整然と進行していきます。参加費は日本で考えられている以上にリーズナブルで、国立歌劇場舞踏会のような特別な舞踏会以外のチケットは直前や当日でも入手することができます(舞踏会により違います) 舞踏会場にはダンスフロアーごとにテーブル席が用意されています。こちらは事前予約が必要で有料となります。テーブルでは飲み物を注文することが可能です。もちろん席を購入せずに踊るだけでも構いません。テーブルでなくてもバーカウンターに行けば飲み物を頼むことが可能です。また、開始から終了まで長い時間開催(22:00~翌朝5:00など)されるのが一般的なので、最後までいなければいけないこともありません。観光客は24時を過ぎると帰る傾向があります。逆に地元の人はフロアーが空いてくる時間帯になってから踊り始めたりします。
両国を比較すると社交ダンスを踊る場という意味では同じですが、ウィーンの「舞踏会」と日本の「ダンス・パーティ」ではかなりの違いがあることがお分かり頂けると思います。ダンスはそれぞれの楽しみ方があってよいと思います。どちらが良いというのではなく、その違いをよく理解してから参加するのがよいでしょう。

ウィーンの舞踏会の「デビュタント」について教えてください。

ウィーン(オーストリア)の舞踏会は、まずオープニングセレモニーが華やか開かれ、そこで「デビュタント」と呼ばれる若い男女がダンスを披露します。デビュタントの女性たちは純白のドレスを着ることが多いです。もともとデビュタントには”社交界にデビューする”という意味があったと言われていますが、現在はそのような目的で参加する人はほとんど居ません。両親に勧められたから、青春の思い出に、女の子に頼まれたから、楽しいから、といった理由で参加する人がほとんどです。デビュタントとして参加すれば、舞踏会のチケット代が無料、もしくは割引になるのもモチベーションとなっています。それによって、オーストリアの舞踏会には今でもたくさんの若者たちが参加しています。彼らはごく普通の一般家庭の子供たちです。デビュタントの条件は、適した年齢で未婚であり、ワルツが踊れること。これらの条件さえ満たしていれば、誰でも気軽に参加できます。他国でみられる一部の富裕層が集まって開催されている”デビュタント・ボール”とは全く違う文化です。ウィーンの若者たちが熱心にダンススクールに通うのは、デビュタントとして踊るのが目的の一つです。

現職の国家公務員で職場では制服を着用しています。服装の規則には礼装の規定もあり結婚式の時などはその定められた礼装をする人が多いです。今回の舞踏会では、そのような礼装での参加はだめなのでしょうか? 

現職の公務員の方で服装規則により礼装服が定められている場合は、その礼装服を着用して参加頂いて構いません。ウィーンの舞踏会でも現役あるいは退役軍人は軍の定めによる礼装を着用して参加しています。ただし、公務員の方のように公的に制服を着用している人以外の人が、資格がないのにそれを真似た服装や旧日本軍や旧華族、旧官吏の服装、諸外国のこれに相当する服装で参加することはできません。