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もともと「舞踏会の手帖」とは、その昔舞踏会に参加する上流階級の若い女性が舞踏会に参加する時に持ち、会場でダンスを踊ってもらう男性と約束をして曲目ごとに名前を書いてもらうものためのノートのような物でした。その曲が始まったら約束した人と一緒に踊るためのものです。昔のヨーロッパの舞踏会では社交界にデビューしたばかりの若い男女がダンスを通じて知り合うきっかけともなりました。
古いフランス映画に同名のものがありますが、これは舞踏会で社交界デビューした時の「舞踏会の手帖」を20年後に見つけた未亡人が、その手帖に名前が書かれた当時のダンス相手たちを訪ねて旅に出る姿が描かれています。日本では1938年に封切られたモノクロ映画ですが、オムニバス映画の傑作とされていて今でもDVDで見ることができます。
今回の舞踏会では、これに倣い「舞踏会の手帖」ダンスタイムとして復活させます。参加者全員に受付で小さな手帖を渡します。手帖には演奏順にダンス曲が5曲~10曲ほど予め印刷されていて、その横に名前を書く欄を設けます。ダンス曲ごとに違う人と踊るのが原則です。利用方法は当日司会者から丁寧に説明する予定です。また、お互いに約束をするため時間も設けています。「舞踏会の手帖」ダンスタイムは、2回目のダンスタイムで実施する予定です。楽しみに参加されてください。